感想記

おたくの備忘録

プロメア感想

promare-movie.com

通常2回、応炎1回、前日譚付1回、何やかんや4回も観に行ったな
サイコーーの映画でした

7/17 第2回目の感想

追いメアしてきたけどやっぱサイコ〜〜に熱くなれる映画だなあ 初見のときより気づくことたくさんあって楽しかった……

それまでバーニッシュの親玉だのお前たちだの個を認識せずにいたガロがようやく「リオ」って呼んだときのリオくんがあのすがたのときっていうのがまた何とも……
ガロだって真実を知って苦しかったし人知れず独房の中で泣いてたじゃない、
そのうえ理不尽に閉じ込められてようやく出られたその先で、ああやって(変貌までしてる)他者の涙に気づける男なんだよね…
でもってその光景は自分にとってもリオくんにとっても誇りに反することだって殴りに行けるんだよね…

バーニッシュのこともプロメアのことも知ったうえで、悩むリオくんに対して誇りを貫けばいいって言うガロがね、大好きですね……
あれってつまりこれまで誇りは忘れずに生きてきたこと、そして今もバーニッシュで在るリオくんの肯定なんだよねきっと……
自分と同じ(ご飯も食べるし仲間が死んだら悲しむ)人間であること、燃やさなければ生きていけない中で彼らなりに信念と誇りを持って戦っていたバーニッシュであること、どちらも併せもった存在であることをきちんと認めたうえで、現状を乗り越えるために共に戦おうっていうの、そんなのもう、好きに決まってる

あとリオくんが全身がしっと捕まってるときなのに敵の攻撃からガロを守るための炎を繰り出すのぐっっときたな……
あんな自分が危ないときに、敵への憎しみが溢れてるときに、思いやる心を忘れなかったんだ……そんなリオくんが囚われたところを今度はガロが助けに行くという、あのまるで積年の相棒感よ
何か去年ぜろしこのときも同じこと言った気がするな
でも味方ではなかった相手と終盤“協力関係”を組むという熱さ、けっこう共通してると思う……

ガロとリオくんが守り守られ助け助けられ、心が合わさったから難所を切り抜けられたんだよな……だからってこれからもあの街で生きていくうえでは何も解決してないし問題は山積みけど、でもほんとこれからなんだよな……きっと良い方向に向かっていけると信じたいよね

自分とは異なる相手への恐怖心から差別が生まれるなら人間が人間である(個体差がある(と感じてしまう)限りそれをなくすことは難しいでしょう、それでもそういう恐怖を乗り越えて目の前の他者と手を取り合うことは出来るんだって信じたいでしょ、そういう作品なんでないかなあ……
初見のときはただ熱かったなあで終わったけど2回目見た今すごく言葉が溢れてくるふしぎ……まあすでに出尽くされてそうな感想だろうけどね!

異能力を持ちそれで特殊な環境で育ったor身を置きながら戦う人に対してお前は人間だということは果たして正しいのか間違ってるのかってなんかずっと考えている気がするよ


9/12 第4回目の感想

前日譚付のプを先日見に行ったんだけど、前日譚初めて見たけどとてもよかったな あれを見てからの本編、フルコースって感じだった

入隊したばかりのガロがマトイ掲げてて、「そんなもの何の役に立つ」って隊長に冷ややかに言われてるのアア~~~ってなるじゃん 驚くことに役に立ったんですよね 世界が大変なときに 景気づけという意味合いで
ガロにとってずっとマトイは信念の象徴だったのかなあと思うとそれを作ってあげたリオくんにもアア~~~~~ってなる

リオくんはさ 非バーニッシュにどれだけ弾圧されても自分は殺さないって決めてたんだね それはお前らとは一緒にならないという反抗もあったかもしれないけど、これ以上バーニッシュが生きていく状況悪化させないためでもあったんだね
そしてその誇りと信念が自分たらしめることも、戦う上で奮い立たせることも知ってるからこそ、あの状況でテンションあがらねえなんて駄々っ子みたいなガロのいうこと聞いてあげたんだなあ……

あとね~~最後の最後にリオくんがガロのこと「君」って呼ぶのほんと好き~~
今までお前呼びだったのにな、たぶんあそこで本当に心から信頼したんだろうなあ
デウスエクスマキナに乗り込むことになったのは成り行きの面が強かったけど、ガロデリオンに乗って共に戦おうとしたのは確実にふたりの意思が合わさったからじゃん、そしてそれが道を切り拓いたんだよなあっていうの、熱いよね……
ふたりとも自分を貫けばいいって相手にいうのたまらんよね……互いの誇りを守り合える関係性はいいものだ……いいものを見たよほんと
初めて見た人みたいなこといったけど4回目でした 楽しかったー!

これは寝言だけど前日譚でバーニッシュだけの国を作るといってたリオくん、戦争しかけるわけでも復讐するわけでもなく棲み分けるというそのそれ、なんていうか……あの……ねえ……?となりました(わかる人にはわかるついーと)